静的メッシュモード
概要
静的メッシュモードに切り替えることで、レベルデザイナーはスケーリング、回転および配置を制御しながらレベル内に装飾 (decorative) 静的メッシュを配置することができます。
静的メッシュに関する作業
開始
静的メッシュモードに入るには、次のモードボタンをクリックします。
プロパティ
このモードに入るとフローティングウィンドウが現れて、設定可能プロパティが表示されます。
Pre Rotation
これらの回転値は、ワールドに配置される前の静的メッシュに適用されます。これにより、作成段階で真上ではなく特定軸方向を指すように定義されたメッシュでも扱うことができます。「Pre Pivot」 (先に軸を旋回) と同様に(これは回転ですが) 考えることができます。
Rotation Min/Max
メッシュに適用する回転調整の範囲を定義します。例えば、花畑のレイアウトで RotationMax->Y を 360 度に設定し、最小/最大ピッチを -15 および +15 にそれぞれ設定すると、そこに植えられる個々の花はランダムなヨー (yaw) 回転が与えられ、いずれか片側に少し傾斜します。
Scale 3D Min/Max & Scale Min/Max
DrawScale3D および DrawScale にそれぞれ適用される値の範囲を定義し、個々のメッシュのサイズが多少異なる場合でも配置できるようにします。
レベルへのメッシュの配置
レベルにメッシュを追加するにはいくつかの方法がありますが、ここでは静的メッシュモードに関連するものだけを説明します。
3D ビューポートで S キーを押しながらクリックすると、現在選択されている静的メッシュがレベルに追加されます。このメッシュはプロパティウィンドウの設定の影響をまったく受けませんが、
ALT キーを押しながら S+ クリック動作を行った場合、静的メッシュはクリックしたサーフェスに揃えられ、プロパティウィンドウで設定されるプロパティを受け入れます。
サンプル
上記の調整プロパティを駆使して何ができるかを見せるために、次図のようなシーンを 1 分で作ってみました。 ALT+S+ クリックの手順で木、草、花のメッシュを配置しただけで、メッシュそれぞれには触れていません。
古い車でも、こうすれば多少はマシに見えるでしょうか...
おわりに
ここで最後に強調しておきたいのは、このモードに切り替えていなくても ALT+S キーを使って静的メッシュを配置できるということです。ただしその場合には、サーフェスに揃えることしかできず、回転やスケーリング調整の設定は適用されません。しかしそのような微妙な調整が要らないこともよくあるので、これはやはり便利な機能です。
いざ、メッシュワールドへ!
Important!
You are viewing documentation for the Unreal Development Kit (UDK).
If you are looking for the Unreal Engine 4 documentation, please visit the Unreal Engine 4 Documentation site.